京都大腸がん検診啓発ランナーズ
代表 吉田 直久
大腸癌の内視鏡診断・治療および抗がん剤治療を専門にしておりこれまで2000名以上を診てきました。また国内外の学会で大腸癌についての講演や内視鏡手術の技術指導(ライブセミナー)などをさせていただいています。
一方で大腸がん検診の啓発活動を京都府や各種患者団体・企業などと協力しながら行ってきました。2014年からはより多くの方に検診のことを知ってもらえないかと考え、大腸がん検診を呼びかけるオリジナルTシャツを作りいろいろなマラソンを走り始める活動を始めました。
月に1回のペースで全国各地のマラソンに参加しランナーや観客の方を中心に啓発活動をさせていただいております(フルマラソンベストタイム 2時間59分44秒)。
また全国30名以上の同志の方々にも同じようにTシャツを着ていただきランニングを介して大腸癌啓発を行っていただいております。
このたびその活動をさらに活発にするべく2018年3月に京都大腸がん検診啓発ランナーズK-Drを立ち上げました。検診が広まり大腸癌が早期発見され大腸癌で亡くなられる方が少しでも減りますようこれからも頑張っていきたいと思います。
プロフィール
よしだ なおひさ
吉田 直久
1974年9月4日生まれ, 京都出身
1999年3月 京都府立医科大学卒業
1999年4月 京都府立医科大学第三内科入局
2000年4月 朝日大学歯学部附属村上記念病院
2002年4月 京都府立医科大学大学院入学
2006年3月 京都府立医科大学大学院卒業 医学博士 京都府立医科大学甲号第1104号
2006年4月 市立奈良病院消化器内科
2008年8月 京都府立医科大学大学院
消化器内科学およびがんプロフェッショナル養成プラン 特任講師
京都府立医科大学附属病院 外来化学療法部 専任医師
2016年8月 京都府立医科大学附属病院 内視鏡超音波診療部 講師
現在に至る
所属学会
- 日本消化器内視鏡学会
- 日本大腸検査学会
- 日本消化器がん検診学会
- 日本がん予防学会
- 日本臨床腫瘍学会
- アメリカ消化器内視鏡学会(ASGE)
- 日本消化器病学会
など
学会研究会役員
- 日本消化器病学会近畿支部評議員
- 日本消化器内視鏡学会近畿支部評議員
- 日本消化器内視鏡学会評議員
- 日本大腸検査学会評議員
- 日本消化器がん検診学会 近畿支部幹事
- 日本消化器内視鏡学会専門医試験委員会 下部消化管部門委員
- 日本消化器内視鏡学会 内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン委員
- 大腸IIc研究会 世話人
- EMR/ESD研究会 世話人
- 早期胃癌研究会 読影委員
- JCOG消化器内視鏡グループ 施設研究責任者
- 京都大腸内視鏡研究会 代表世話人
- 京都がん薬物療法専門医会 代表世話人
- 京都大腸内視鏡手技向上検討会 代表世話人
- 非営利活動法人京都大腸がん検診啓発ランナーズK-Dr代表 (2017年12月12日設立)
など
活動紹介
大腸癌の内視鏡診断・治療および抗がん剤治療を専門にしておりこれまで2000名以上の診療経験を有する。
また国内外の学会で大腸癌についての講演や内視鏡手術の技術指導(ライブセミナー)などを多数行う。
一方で大腸がん検診の啓発活動を京都府や各種患者団体・企業などと講演などを介して行っており各種新聞や雑誌などのメディアにも掲載。
発明・特許
発明の名称: 内視鏡レンズクリーナー(クリアッシュ, 富士フイルム, ナガセ医薬品)
PCT/JP2014-07950 (基礎出願: 特願 2013-203998)
資格
平成17年9月 内科認定医 29301号
平成18年3月 医学博士 甲号 京都府立医科大学大学院
平成18年12月 日本消化器内視鏡学会専門医 取得
平成19年1月 日本消化器病学会専門医 取得
平成20年4月 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医 取得
平成20年8月 日本癌治療医認定医機構 がん治療認定医 取得
平成23年4月 日本消化器内視鏡学会指導医 取得
平成24年4月 宅地建物取引主任者資格 取得
平成25年4月 日本臨床腫瘍学会認定 指導医
平成29年1月 日本消化器病学会 指導医 取得
平成30年11月 日本大腸肛門学会 専門医 取得
雑誌編集
- Associate Editor of Digestive endoscopy (2018-)
- Associate Editor of Gastroenterology Research and Practice (2018-)
- Editorial Board Review Member of VideoGIE (2016-)
- 日本大腸検査学会誌編集委員 (2019-)
など
メディア掲載
- がん薬物療法専門医 抗がん剤と副作用 大腸癌 2010年 京都新聞
- 府立医大病院での小学生親子がん教室 2014年8月25日 毎日新聞朝刊
- 知っておきたい、心がけたい大腸がん検診のころ 2015年6月27日 リビング京都
- JICAのボリビアへの大腸癌の最新内視鏡治療の普及への活動 2016年オンライン掲載
- ランニングを介した大腸がん検診啓発 2016年9月29日 読売新聞朝刊
- 大腸癌内視鏡治療件数近畿1位 2017年2月発売 いい病院2017 週刊朝日
- 名医の最新治療 大腸癌 2017年7月28日号 週刊朝日
- ランニングを介した大腸がん検診啓発 2017年11月20日 神戸新聞朝刊
- 大腸癌医師のランニングレースレポート 2017年11月号 月刊ランナーズ(全国27万部) アールビーズ(株)
- ランニングを介した大腸がん検診啓発 2018年4月号 月刊ランナーズ(全国27万部)
- ランニングを介した大腸がん検診について 2018年2月号 月刊ランナーズ(全国27万部) アールビーズ(株)
- 大腸癌内視鏡治療件数近畿1位 2018年2月発売 いい病院2018 週刊朝日MOOK
- FUJIFILM Medical A to Z, 2018年 No. 25(10月発刊)
- 大腸癌内視鏡治療件数近畿3位 2019年2月発売 いい病院2019 週刊朝日MOOK
- 大腸癌内視鏡治療 ランキングの読み方 いい病院2019 週刊朝日MOOK
- 医者と医学部がわかる2019 内科医 2019年2月発売 週刊朝日MOOK
- 京都大腸がん検診啓発ランナーズK-Drホームページ開設 2019年2月17日
論文 原著論文および総説・著書
2019年2月現在総数 145編 (英文59編+和文86編)
代表論文 (2014-2019)
- Yoshida N, Taguchi T, Nakanishi M, et al. Efficacy of the combination use of aprepitant and palonosetron for improving nausea in various moderately emetogenic chemotherapy regimens. BMC Pharmacology and Toxicology 2019;20:6.
- Yoshida N, Inada Y, Yasuda R, et al. Additional thirty seconds observation with linked color imaging improves detection of missed polyps in the right-sided colon. Gastro Res Pract 2018; 2018: 5059834.
- Yoshida N, Inoue K, Dohi O, Itoh Y. Precutting endoscopic mucosal resection with full or partial circumferential incision with a snare tip for the en bloc resection of difficult colorectal lesions. Video GIE 2018;3:378-380.
- Yoshida N, Inoue K, Yasuda R, et al. An additional thirty seconds observation of the right-sided colon with narrow band imaging decreases missed polyps: a pilot study. Dig Dis Sci 2018; 63: 3457-64
- Yoshida N, Murakami T, Yasuda R, et al. The efficacy of the pocket-creation method for cases with severe fibrosis in colorectal endoscopic submucosal dissection. Endosc Int Open 2018;6:E975-E983.
- Yoshida N, Toyonaga T, Murakami T, et al. Efficacy of a novel narrow knife with water jet function for colorectal endoscopic submucosal dissection. Gastro Res Pract. 2017;2017:5897369.
- Yoshida N, Naito Y, Yasuda R, et al. A novel lens cleaner to prevent water drop adhesions during colonoscopy and esophagogastroduodenoscopy. Endosc Int Open 2017;5:E1235-E1241
- Yoshida N, Naito Y, Murakami T, et al. The safety and efficacy of a same-day low volume 1 L PEG bowel preparation in colonoscopy for the elderly people and people with renal dysfunction. Dig Dis Sci 2016; 61: 3229-35
- Yoshida N, Hisabe T, Hirose R, et al. Improvement in the Visibility of Colorectal Polyps using Blue Laser Imaging. Gastrointest Endosc 2015; 82: 542-9
- Yoshida N, Naito Y, Hirose R, et al. Risk of Lens Cloudiness During Colorectal Endoscopic Submucosal Dissection & Ability of A Novel Lens Cleaner to Maintain and Restore Endoscopic View. Dig Endosc. 2015; 27: 609-617
- Yoshida N, Saito Y, Hirose R, et al. Endoscopic mucosal resection for middle and large colorectal polyps with a double-loop snare. Digestion 2014; 90: 232-239
- Yoshida N, Hisabe T, Inada Y, et al. The Ability of A Novel Blue Laser Imaging System for the Diagnosis of Invasion Depth of Colorectal Neoplasms. J Gastroenterol. 2014; 49: 73-80
副代表 赤坂 マリア
あかさか まりあ
赤坂 マリア
男性として生まれながら、20代で女性としての人生をスタート。飲食店経営・美容学校設立・土建業・ラジオパーソナリティ・ステージショープロデュース、また自らもディナーショーを開催するなど多方面で活躍する。
2008年に祖父母の介護のため京都府亀岡市に移住し、のち介護施設を始める。祖父は106歳、祖母は98歳で看取る。
地域の人々と交流する中で『亀岡市をもっと素晴らしい街にしたい!』との思いから、2019年1月の市会議員選挙に立候補し、見事トップ当選を果たす。
市議としての仕事の傍ら、大腸がん検診啓発活動も積極的に推奨している。過去の啓発活動の中、がん前段階のポリープを発見し、知人のがんステージ進行を未然に防いだ実体験も数々ある。
『現在のがん検診は簡単で怖くない!』がん検診に対する知識をより多くの人々に、また学校教育にも取り入れるべきだと考える。
委員
稲田 裕(市立福知山市民病院)
私は消化器内科医として大腸内視鏡による診断、治療を専門としています。日々の診療に携わるなかで、大腸癌の検査の重要性はわかるものの、いざ受けるとなると心理的に抵抗があって中々受診ができなかったという癌患者さんの声を耳にします。早期発見のため、まず検査を受けていただくような動機づけを病院の外で発信していきたいと考えております。
小木曽 聖(JR大阪鉄道病院)
内視鏡や化学療法などの大腸癌治療の診療に日々、従事しております。進行癌の患者様を目にするたびに、検診の重要性を痛感します。私はランナーではありませんが、この活動の趣旨に賛同します。
土肥 統(京都府立医科大学)
大腸がんは防げる病気、治せる病気です。大切なあなたとあなたの家族を守るために、大腸がん検診を受けてください。私たちはその手助けをするためにこれからもこの活動を続けていきたいです。また、私は胃がんの内視鏡治療の専門であります。胃がん検診もみなさまに受けていただけるよう活動していきます。
廣瀬 亮平 (京都府立医科大学)
私は腸管感染症と大腸がん治療に関する基礎研究をしております。日本でも大腸癌で苦しんでおられる方が年々増加しておりますが、私の研究が少しでもお役に立てることを願っております。
村上 貴彬 (京都鞍馬口医療センター)
大腸癌は最も罹患患者も多い癌のひとつですが、検診による早期発見により大きな治療効果がえられる病気です。大腸癌検診を少しでもたくさんの方に知ってもらい、受けていただける様に広めていきたいと思っています。
野崎 良一(熊本・社会医療法人社団高野会大腸肛門病センター高野病院理事・副院長)
大腸肛門病の専門病院に1993年入職以来現在まで長年に渡って、大腸がん検診、大腸内視鏡の診断・治療、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)を3本柱としてこれらの臨床研究に取り組んでいます。
特に便潜血検査とS状結腸鏡検査併用による対策型大腸がん検診に積極的に取り組んでおり、内視鏡検診車によるS状結腸鏡検診は世界に類を見ません。
わが国の消化器病関連の学会では最大の日本消化器病学会週間(JDDW)2016の中で第54回日本消化器がん検診学会大会(2016年11月3日から6日まで神戸市で開催)の大会長を務めました。
がん検診の中で、大腸がん検診は有効性すなわち大腸癌の死亡率とかかる率(罹患率)が証明されている数少ない検診のひとつです。
一人でも多くの人が大腸がん検診を受けて大腸がんから身を守って欲しいと常日頃から願っています。
NPO法人「京都大腸がん検診啓発ランナーズK—Dr」がそのことに貢献できることを大いに期待しています。
私も吉田代表の後を追って、紫色のランニングウェアを着て走ります!
松田 一夫 (福井県健康管理協会副理事長)
対策型検診として行われている5つのがん検診の中で、大腸がん検診はもっとも効果があります。私は厚生労働省の「がん対策推進協議会」委員、「がん検診のあり方に関する検討会」構成員を務めていますので、すべての国民が正しいがん検診を受けられる体制を作りたいと思います。
清水 義夫 (清水薬品株式会社 取締役相談役)
太田 理恵 (公務員)
私はランナーでも医療職でもありませんが、仕事でがんの啓発活動に関わらせて頂く機会があり、がんの早期発見につながる検診の啓発活動の重要性を感じました。
微力ではございますが、大腸がんの早期発見につながる本会の活動に参加させて頂き、がんに負けず健康で暮らせる方が少しでも増えますよう願っていきたいと思います。
平井 亘 (司法書士)
ご縁がありメンバーにさせていただきました。私自身も大腸がんのこと、大腸がん検診のことを少しずつ勉強し、 まずは家族や友人といった身近な人に伝えることから始めたいと思っております。